東武蔵(あずまむさし)    明治26年1月29日〜昭和45年2月9日(1893-1970)

    浪曲師。本名、東常吉。川越藩清水家に生まれる。7歳で東幸子の養子。養父、宝集舎文楽。8歳で松風軒栄楽に師事。初め常子のち栄馬。栄馬の頃から独学で研究し、14歳で真打となる。19歳のとき東武蔵と改名。演題のほとんどを自分で脚色し、その日のニュースを採り入れたアドリブは好評を得た。得意の演題は「相馬大作」・「羽賀一心斉」など。子に女優の東恵美子。門下に東小武蔵・東幸蔵など。77歳。

墓は、大泉寺(谷中6-2-13)。まっすぐに入り、突き当りを左に。また、突き当りを左に曲がった左側。正面「東家之墓」。「寿芸院武山常光居士」。