藤代義雄(ふじしろよしお) 明治35年9月6日〜昭和20年12月10日(1902-1945)
刀剣研究家。父、藤代福太郎(長男)。東京出身。大正6年(1917)父より刀剣研磨を習う。大正7年ころ本阿弥光尊主宰の「日本刀剣研究会」に学ぶ。大正14年(1925)ころ藤代式押形を考案し「通信刀剣目録」を発行、通信販売を創案。昭和8年(1933)「藤代月報」と改称し、昭和18年(1943)6月まで発行する。信頼ある鑑定家・刀剣商として一世を風靡。敗戦による刀剣没収に悲観し消息を絶ち、この日を命日とした。著書:「江戸五作之研究」、「日本刀工辞典」、「名刀図鑑」、「刀剣便覧」など。43歳。