花井歌国(はないうたくに)/寿々木米春(すずきよねはる)    明治39年1月29日〜昭和48年6月30日(1906-1973)

    浪曲師。本名、茅原中吉。新潟市堀之内出身。昭和元年(1926)22歳のとき寿々木米造に入門。のち、寿々木米春名を許される。昭和8年(1933)日本コロンビアの専属となり活躍。昭和23年(1948)浅草松竹座での口演に際し、花井歌国と改名。コロンビアレコードに数々の口演を遺す。得意演目は「高橋お伝」。「華謡院日忠信士」。67歳。

花井二見(はないふたみ)/寿々木二見(すずきふたみ)     明治42年4月21日〜平成元年11月21日(1908-1989)

     曲師。本名、茅原まつ子。文京区駒込出身。幼少より三味線を習い、浅草花川戸の師より寿々木二見の名を許される。昭和23年(1948)浅草松竹座での口演に際し、花井二見と改名。曲師として夫君歌国と共演、喝采を拍す。「華陽院日麗信女」。81歳。

墓は、修性院(西日暮里3-7-12)。富士見坂下の墓地、入口から最右奥。一段高くなっている上。墓地の外側を向いている。正面「茅原家之墓」。