畑 成国(はたしげくに)     天保10年〜明治25年9月19日(1839-1892)

    海軍大軍医。字、良斎。父、畑良慶(長男)。長野県出身。江戸で佐藤尚中に師事。明治2年(1869)海軍軍医副。明治10年(1877)西南の役時に「浅間」艦に乗る。明治18年(1885)「孟春」艦の軍医長。明治21年(1888)大軍医、奏任4等。明治22年(1889)「高尾」艦の軍医長。54歳。「広徳院成穏国居士」。

畑良太郎(はたりょうたろう)     慶応3年2月〜昭和12年4月5日(1867-1937)

     外国公使・錦鶏間祗候。父、畑成国(長男)。長野県出身。帝国大学卒業。明治23年(1890)外交官試補。明治25年(1892)外交官補、オーストリア駐在。明治31年(1898)外務大臣秘書官。明治33年(1900)1等書記官、スペイン駐在。明治35年(1902)ドイツ駐在。明治41年(1908)ドイツ大使館参事官。大正2年(1913)ブラジル特命全権公使。大正9年(1920)スエーデン特命全権公使。ノールウェイ・デンマーク・フィンランド公使を兼務。大正14年(1925)錦鶏間祗候。日瑞協会会長。正三位勲一等。71歳。「瑞光院良道一誠居士」。
※ 瑞典:スエーデン。

墓は、谷中霊園 乙10号20側。正面「畑家之墓」。