服部俊一(はっとりしゅんいち／としかず) 嘉永6年3月8日〜昭和3年3月15日(1853-1928)
東洋紡績(TOYOBO)会社取締役。父、医師竹田良安(二男)。山口県出身。明治4年(1871)服部東洋の塾に入り、認められて養子となる。明治5年(1872)上京し｢攻玉社｣に学ぶ。明治8年(1875)工部大学機械科入学。明治15年(1882)農商務省兵庫造船所入社。明治19年(1886)海軍省艦政局勤務。明治20年(1887)辞して、尾張紡績創立に参画。イギリスに渡り実地と経理を修める。明治21年(1888)帰国して尾張紡績取締役。明治29年(1896)桑名紡績、知多紡績創業顧問。明治38年(1905)三重・尾張・名古屋紡績合併のとき三重紡績に入り工務長を務める。明治45年(1912)同社と5社との合併時に取締役となる。大正3年(1914)三重・大阪紡績を合併し、東洋紡績創立時に取締役を再任。大正4年(1915)工学博士。大正9年(1920)辞す。紺綬褒章受章。75歳。
墓は、谷中霊園 甲新9号1側。さくら通りに面する。正面「＋服部家之墓」。
