伊藤勝見(いとうかつみ/しょうけん)    文政12年3月〜明治43年2月24日(1829-1910)

    幕末明治の彫金家。幼名、金五郎。前名、清重・正隆。号、梅玉・退休庵・盛雨。東京出身。狩野梅軒に絵画を学ぶ。東龍斎清寿(田中清寿)に彫金を学び、17歳で田中の養子となるが、のち離縁。万延元年(1860)江戸伊藤家の家業を継ぎ10代となる。鍔(つば)金具などを彫り、幕府・宮内省の御用達となる。門弟に3代目府川一則がいる。82歳。

墓は、谷中霊園 甲9号1側。駐在所前。正面「伊藤勝見墓」。「勝見院正翁日隆信士」。