杵屋六三郎(きねやろくさぶろう)・8代    天保12年〜明治39年1月16日(1841-1906)

    長唄三味線方。本名、大槻金太郎。初名、杵屋六太郎。前名、5代杵屋長次郎。晩名、3代杵屋六翁。養父、徳川家用達大槻新助。11歳のとき父の師7代杵屋六三郎の門弟となる。技量に優れ、杵屋六太郎と名乗る。16歳で浅草守田座において初演。名を長次郎と改める。明治7年(1874)8代杵屋六三郎を襲名。明治26年(1893)杵屋六翁と改名。作曲:「王政復古」。66歳。妻、杵屋てる。長女、3代杵屋ろく。

墓は、啓運寺境内墓地(西日暮里3-2-15)。本堂前。正面「大槻家之墓」。「清光院六翁日照居士」。