小林義直(こばやしよしなお) 天保12年〜明治16年7月24日(1841-1883)
医学者。号、玄海。福岡柳川出身。父、小林記七郎。立花氏家臣。幼くして藩校「伝習館」に入り、藩医寺池強平に蘭学を学ぶ。柳川藩医戸上某に西洋医学を学ぶ。のち長崎に赴きオランダ人マンスフェルトに師事。明治元年(1868)藩命により奥羽に従軍、傷病兵を治療する。明治4年(1871)文部省に出仕、大学東校の監事。ドイツ人教師に学び首席となる。明治9年(1876)卒業し、東京養育院治療掛。退職して警視庁医学校医員兼病院副長。明治12年(1879)院長兼東京衛生会委員。明治14年(1881)病院が廃しとなり、その病院を借りて民衆を治療。43歳。
墓は、谷中霊園 乙13号左 2側。正面「小林義直之墓」。なお、同姓同名があるので注意が必要。