近藤利兵衛(こんどうりへい)・2代    安政6年4月15日〜大正8年4月21日(1859-1919)

    洋酒・蜂葡萄酒販売。幼名、岩吉。父、松熊林蔵(三男)。江戸四谷忍町出身。幼年より日本橋砂糖商百足屋に奉公し、実直さを認められる。20歳の頃、義兄に当たる日本橋の酒商初代利兵衛の養子となる。明治25年(1892)家督を相続し、2代目利兵衛を名乗る。神谷伝兵衛の醸造する葡萄酒を知り、その将来性を感じ、特約で「蜂印香◇葡萄酒」と命名、販売し有名になる。大正7年(1918)株式会社近藤利兵衛商店を設立。他に、豊国銀行取締役・旭製薬監査役。墓には、大正9年神谷伝兵衛の献灯が建てられている。61歳。

墓は、谷中霊園 乙11号12側。正面「二世近藤利兵衛/室 加津子 墓」。「超世院釈興道居士」。