松平邦子(まつだいらくにこ)/本因院     ?〜大正2年9月13日(?-1913)

    伊勢桑名藩初代藩主松平定永の娘。はじめ石川総定(のち亀山藩第14代藩主石川総禄)と結婚、離婚し綾部藩第9代藩主九鬼隆都と再婚、のち離婚。

※ 松平定永:陸奥白河藩第4代藩主、伊勢桑名藩初代藩主。定綱系久松松平家10代。寛政3年9月13日〜天保9年10月13日(1791-1838)

墓は、瑞輪寺墓地(谷中4-2-5)。松久院墓と同一墓域内。「本因院殿妙国日果大姉」。定永の没年から邦子の没年まで75年あるので、邦子はかなりの長寿であったものと思われる。墓碑右面は法名、左面は没年日であり、その他の記載はなく、松平定永の娘かどうかは、墓碑からは確認できない。