松井勝明(まついかつあき)     明治7年7月25日〜昭和13年3月14日(1874-1938)

    旧福島藩主子爵板倉勝達の二男。本姓、板倉勝明。幼名、次郎。号、龍吟。母、松原竹子。神田小川町に生まれる。明治14年(1881)学習院入学。同26年(1893)3月卒業し、7月第一高等学校に入る。明治29年(1896)帝国大学法科入学。明治32年(1899)7月卒業。ただちに三井物産に入社。本店・ダンフランシスコ勤務。明治43年(1910)瓜生外吉海軍大将に随伴し、欧州を周遊。大阪支店勤務。大正3年(1914)名古屋支店長。大正4年(1915)1月松井庸之輔の長女淑子と結婚。大正6年(1917)長崎支店長。大正8年(1919)東京本店参事。大正10年(1921)参事長。昭和8年(1933)退職。昭和11年(1936)松井庸之輔死去により松井家を相続。65歳。

墓は、谷中霊園 乙2号10側。当ブロック南端。正面「浄徳院殿龍吟源明大居士/玉?院殿良淑妙孝大姉」。墓碑に来歴あり。松井庸之輔墓も隣接する。