松倉嵐蘭(まつくららいらん) 慶安4年〜元禄6年8月27日(1651-1698)
俳人。松尾芭蕉(1644-1694)の最古参の門人。本名、松倉盛教(もりのり)。通称、甚兵衛・甚左衛門・(文右衛門)。江戸浅草で、延宝3年(1675)芭蕉の元に入門。板倉候に仕えた剛直清廉な武士であったが認められず44歳で武士を辞め、浅草に住まい、蕉門に入って俳諧だけの道に入った。老荘思想家。芭蕉は、嵐蘭の急死にショックを受けたいそう悲しんだという。47歳。作品:「青くさき匂いもゆかしけしの花」、「夢さって又一匂に宵の梅」、「初市や雪に漕ぎたる若菜舟」など。弟に松倉嵐竹がいる。著書:「桃青門弟吟二十歌仙」、「けし合(あわせ)」。
墓は、臨江寺(谷中1-4-13)。低地側、入ってすぐの古い墓碑群の中にある。正面「団室宗鉄信士」。