三谷宗鎮(みたにそうちん)・初代     寛文6年〜寛保元年(1666-1741)

    江戸中期の茶人・三谷流初世。名、義方。字、良朴。通称、丹下。号、南川・不偏斎・不易斉。表千家六世覚々斎宗左に師事。儒学を伊東長胤に学ぶ。茶道をもって安芸浅野藩に仕え、禄200石を受ける。原叟門四天王の一人。74歳。著書:「和漢茶誌」。

墓は、本行寺墓地(西日暮里3-1-1)。本堂前(向かって左側)にある。墓誌のように見えるのは、碑の賛同者名。花台や線香立があることから、墓かも知れない。卒塔婆があり「歴代」の文字がある。碑銘は「初世南川三谷宗鎮遺訓碑」。谷中過去帳には8世までの名がある。