桃川燕雄(ももかわえんゆう) 明治21年12月21日〜昭和39年4月2日(1888-1964)
講談師。本名、阿久保金太郎。東京出身。明治36年(1903)桃川実(ももかわみのる:1864-1905)に師事。無数の演題を覚え正当派の芸風をもっていたが真打になれず二つ目で終わった。谷中初音町のあばら家に住んでいて、生涯芸名を変えなかった。晩年、安藤鶴夫の直木賞受賞作「巷談本牧亭」のモデルとなった。
墓は、本授寺(谷中3-11-16)。門前脇の路地突き当りの墓地。入って5基目右側。「桃川燕雄居士」。