村田氏寿(むらたうじひさ) 文政4年2月24日〜明治32年5月8日(1821-1899)
坂本竜馬の友人・岐阜県令。 本名、村田巳三郎。号、文峯など。福井藩出身。父、福井藩士村田氏英。嘉永6年(1853)江戸へ出て鉄砲隊頭取となり、攘夷や海防問題に尽力。将軍継嗣問題にも中根雪江、橋本左内らと活躍した。安政4年(1857)熊本に行き福井藩校に横井小楠を招聘した。文久3年(1863)坂本龍馬が京都の越前藩邸を訪問して以来坂本竜馬と交流。慶応3年(1867)の大政奉還後、坂本竜馬が福井藩に来たおりに接見。後、松平春嶽(1820-1890)とともに上洛。明治元年(1868)戊辰戦争に会津藩征討参事として出陣。後、会津藩参政や大参事を、新政府では岐阜県令内務大丞兼警保などを歴任した。79歳。
墓は、乙10号8側。福井市孝顕寺に墓があるとの記録もある。正面「従四位勲四等村田氏寿之墓/村田氏寿後妻徳子之墓」。