宝生新朔(むろうしんさく) ?〜明治31年3月11日(?-1898)
能楽師・宝生家8世。能楽における脇方の流儀一つワキ方下掛宝生流(ほうしょうりゅう)。門下に池内信嘉などがいる。63歳。墓の正面「宝生家之墓」。墓誌なし。
宝生金五郎(むろうきんごろう)英周 ?〜明治38年2月1日(?-1905)
能楽師・宝生家9世。宝生新朔の弟。65歳。墓の正面「宝生家之墓」。墓誌なし。
宝生 新(むろうあらた) 明治3年10月23日〜昭和19年6月10日(1870-1944)
能楽師・宝生家10世。ワキ方宝生流10世宗家。 本名、宝生朝太郎。父、8世宝生新朔。東京出身。 9世宝生金五郎英周は叔父に当たる。 明治・大正・昭和期に活躍し、名人といわれる。 夏目漱石に謡を教えたことでも知られる。75歳。子に宝生彰彦。 女婿に森茂好、孫に森常好。二女の夫に室生弥一、孫に室生閑。墓の正面「寶生家之墓」。墓誌なし。
墓は、善性寺墓地(東日暮里5-41-14)。山門より入り、本堂右横。石橋湛山墓前。墓誌なし。