長井十足(ながいじゅっそく)     天保2年〜明治25年9月10日(1831-1892)

    書家・好古家・収集家。字、州単。通称、正平。号、食古・安間堂。父、古川汲古(二男)。東京出身。長井家の養子となる。幼くして、市川米庵の弟子、朝川同斎(1814-1857)に入門し書を学ぶ。画を高鳥千春に師事。俳句・茶・歌を好む。大学南校物産会に出品。62歳。

墓は、谷中霊園 甲9号16側。正面「安間堂老隠長井十足之墓」。隣りに神風特攻隊としてフィリピン沖で戦死した海軍少佐長井正二郎墓がある。