名寄岩静男(なよろいわしずお)    大正3年9月27日〜昭和46年1月26日(1914-1971)

    関取・大関。本名、岩壁静夫。北海道出身。立浪部屋に入門し、昭和7年(1932)初土俵。昭和11年(1936)十両昇進。昭和12年(1937)入幕。昭和18年(1943)最高位大関。怪我や病気で幕尻まで落ちたが、昭和28年(1953)関脇まで返り咲く。不屈の精神に人気が出て芝居や映画にもなる。昭和29年(1954)9月引退。幕内在位44場所。敢闘賞2回。幕内成績、292勝279敗33休。年寄15代目春日山。双葉山・羽黒山と並ぶ、立浪3羽烏と呼ばれた。56歳。

墓は、谷中霊園 乙13号右3側。正面「岩壁家之墓」。「寂静院釈強円居士」。墓は、引退間もない昭和30年(1955)に自身で建てたもの。墓誌にある昭和25年(1950)9月8日没の方は、先妻。後妻は、先妻の妹(平成16年11月13日没)。