谷中・桜木・上野公園裏路地ツアー　織田観潮

織田観潮(おだかんちょう)　　　　明治22年12月～昭和36年2月6日(1889-1961)

　　　　日本画家。東京下谷根岸出身。名、定次。尾竹国観の門人。小堀鞆音に学ぶ。新大和絵・文展日展委嘱作家。歴史画・物語(かぐや姫など)の世界を好んで描いた。文展・帝展にて活躍し、大正4年(1915)文展で「水苑」「微風」が初入選で褒状となり、以後も「潮来出島」「野分」などで連続入選。大正8年(1919)からの帝展にも毎回のように入選を重ねる。昭和11年(1936)秋の文展招待展に「ゆく雲防人」を出品。昭和15年(1940)春の紀元2600年奉祝日本画大展に「道臣命」を出品。昭和21年(1946)第1回日展の委員。作品：「練麿図」、「奇人図」など。

墓は、安立院墓地。ほぼ中央。石田一松墓手前。正面｢織田家之墓｣。｢玄定院梵音観潮居士｣。