大岡実(おおおかみのる)    ?〜昭和62年12月7日(?-1987)

    日本古建築の第一人者・日本建築史研究家。東京出身。大岡実建築研究所所長。昭和4年(1929)からの国宝保存法時代に文部省の文化財行政で活躍。文部省文化財専門委員。横浜国立大学教授工学博士。著書:「南都七大寺の研究」など。設計実績は、下記のとおりだが、トラブルもあった。
昭和24年(1949)1月26日早朝、法隆寺金堂は火災、炎上し、出火原因は電気座布団のサーモスタット不良とスイッチの消し忘れによる失火と認定され、現場の管理責任と製造免許・形式承認のない電気座布団配備の責任を問う形で、業務上失火・電気事業法違反容疑で7月に、法隆寺国宝保存工事事務所長・大岡実と同技師・浅野清等と電気座布団メーカーの役員の4人が起訴され、昭和27年(1952)業務上失火は証拠不十分で無罪、電気事業法違反の大岡・浅野も無罪となった。正四位勲三等。「大堂院釈実往居士」。

霊友会弥勤堂
川崎大師平間寺
川崎大師五重の塔
川崎大師
鎌倉市龍宝寺本堂再建
信濃高島城再建
二の宮尊徳生誕の家再建 日本山妙法寺の仏閣および仏舎利塔
姫路市名古山町の「名古山霊苑」の仏舎利塔
釧路城山仏舎利塔
など

大岡 崇(おおおかたかし)     大正2年?〜平成7年3月19日(1927?-1995)

     情報工学者。昭和19年(1944)府立第四中学校卒業。大学(学校名不詳)卒業後、ティアック鰍ノ入社。著書・編纂・共著:「図解エレクトロニクス用語辞典」、「データレコーダとその応用」、「入出力装置特集:ディスプレイ装置」、「図説電気工学大辞典2 電子工学編」など。68歳。「智見院釈崇順居士」。

墓は、谷中霊園 乙4号1側(低地側)。正面「大岡家累世之墓」。