三国筆海堂(さんごくひつかいどう)/真幸正心(まさきせいしん)     慶長19年〜延宝2年10月24日(1614-1674)

     江戸時代前期の能書家。本姓、菅原または真幸。名、忠真のち正心。号、正真・正心斎。通称、素助。御家流より出て独立する。水戸黄門に書をもって仕え、300石をいただく。三国の名筆をコレクションし、名を刻印し、名付けて「三国筆海堂」という。これを幕府に献上し、将軍没してからは国の重宝となる。61歳。著書:「筆海全書」。

墓は、自性院境内(谷中6-2-8)。山門を入り右側すぐ。正面「三國筆海堂常陽路薩真幸正心墓」。「朝宗院殿徳輝道哲居士」。