佐野静雄(さのしずお)    明治5年4月11日〜大正14年4月4日(1872-1925)

    理論物理学者・東京帝国大学教授。明治29年(1896)東京帝国大学を卒業し、海軍機関学校・陸軍砲工学校に勤務。明治39年(1906)熱電気学に関する論文で理学博士。明治40年(1907)東京帝国大学理科大学教授。大正9年(1920)欧米に遊学。帰国して東京大学理科大学で数理・物理担当。当時の物理の最高権威者。従四位勲四等。53歳。著書:「応用数学」。「泰光院殿静雄日敬居士」。

佐野幸吉(さのこうきち)     明治39年?〜平成6年8月7日(1906?-1994)

     化学冶金学者。昭和46年(1971-1972)日本金属学会第20代会長。名古屋工業大学長。高岡短期大学創設に参画。88歳。著書:「日本人の特異体質がもたらすわが国科学技術における効用」。「慈山院殿誠徳日幸居士」。

墓は、本行寺墓地(西日暮里3-1-1)。本堂横通路を真っ直ぐに行き、突き当り手前20mほどの右側。正面「佐野家累代之墓」。