佐々紅華(さっさこうか)    明治19年7月15日〜昭和36年1月18日(1886-1961)

    作曲家・「祇園小唄」の作曲者。東京根岸出身。日本蓄音機商会広告図案部に入社。大正中期に浅草でオペレッタを上演。石井漠と「東京歌戯座」を結成。日本座でオペレッタの公演を始める。浅草オペラ全盛期を築く。昭和初期にビクターについでコロンビアに移る。その間多数の歌謡曲を発表。昭和11年(1936)以降は主にして舞踊小唄の作曲と「日本音楽の理論」の執筆に専念。代表作:「君恋し」、「浪花小唄」、「祇園小唄」、「唐人お吉の唄」など。昭和36年(1961)「君恋し」が「1961年日本レコード大賞」受賞。昭和36年11月京都市と京都新聞によって円山公園に祇園小唄碑が建てられた。74歳。

墓は、妙雲寺墓地(谷中6-2-39)。墓地に入ってすぐ右側。本堂裏の角。正面「佐々家之墓」。