町奉行・外国奉行。本名、佐々木信濃守顕発(あきのり)。通称、脩輔。号、蘭斎。静岡藩士。信濃守・飛騨守。父、飛騨郡代所の地役人(元締手代)河野周助。江戸に出て幕府奥右筆田中龍之助良顕に仕えた。のち田中良顕の援助で御徒の家の養子となる。文政9年(1826)御徒に抱入れられ御家人となる。天保5年(1834)旗本。天保14年(1843)勘定吟味役。嘉永4年(1851)奈良奉行。大坂東町奉行(嘉永5年〜安政4年:1852-1857)。安政5年(1858)勘定奉行。安政の大獄で免職。江戸北町奉行(文久3年4月16日〜4月23日:1863)。江戸南町奉行(文久3年8月2日〜:1863-)。元治元年(1864)外国奉行。従五位下。大出世した人物として落語で語られる。