佐藤蕉蘆(さとうしょうろ)/佐藤信古(さとうのぶひさ)     文化4年〜明治12年7月29日(1807-1879)

    国学者。名、信古。通称、佐藤彦吉・佐藤次左衛門。字、子老。号、残翁・蕉蘆・瓢渠間人・残夢。幕府勘定所金座の役人。小山田与清(おやまだともきよ)に入門。国学を修め考証を得意としたが、和歌をよくし「類題鴨川集」など類題和歌集に詠歌が載っている。江戸深川森下三間町に住む。蔵書家でもあり、金座・銀座の記録も残す。また、漢詩・謡曲にも長けていた。73歳。著書:「広葉集」、「黄金出処考」、「蕉蘆詩抄」など。

墓は、瑞輪寺墓地(谷中4-2-5)。山門を入り、すぐ左に墓地に入る。さらに左に通路を行き、突き当りを右に行く。その通路のほぼ中程右側。正面「佐藤蕉廬翁/田中乙登子 墓」。没年等の記載なし。境内鐘楼の先に碑がある。