佐崎霞村(さざきかそん) 明治11年3月22日〜昭和14年1月9日(1878-1939)
木彫家。本名、佐崎宗二。父、佐崎可村(二男)。東京出身。はじめ京都の大仏師内藤光石に入門。24歳のとき上京し竹内久一に師事。大正11年(1922)帝展に初入選。昭和5年(1930)「執金剛神」が特選となり、無鑑査に推さる。帝展には薄肉彫刻仏像「聖観」「不動」「寂光」等を出品。昭和11年(1936)に比叡山阿弥陀堂本尊の木彫丈六如来像を制作。昭和13年(1938)浅草本願寺別院内陣蟇股彫刻を制作。62歳。
墓は、谷中霊園 乙8号10側。ひょうたん横丁に面する。正面「佐崎家之墓」。