谷中・桜木・上野公園裏路地ツアー　鈴木金太郎

鈴木金太郎(すずききんたろう)　　　　　嘉永4年？～明治15年7月23日(1851?-1882)

　　　　壬午事変で戦死した京城日本公使館雇員。東京出身。明治13年11月京城日本公使館に従事。壬午軍乱に巻き込まれ朝鮮人兇徒によって殺害される。31歳。

※　壬午事変(じんごじへん)：　壬午軍乱ともいう。明治15年7月23日朝鮮の漢城（ソウル）で大規模な兵士の反乱が起こり、政権を担当していた朝鮮政府高官・日本人軍事顧問・日本公使館が襲撃を受け日本公使館員らが殺害された事件で、のちの日清戦争につながる。

墓は、長久寺境内墓地(谷中5-4-11)。山門を入り右、墓地に入る手前右側。正面「日本公使館雇鈴木金太郎墓」。明治15年11月2日靖国神社合祀されたという記録があるので、どちらが本墓かは不明。このときの犠牲者17人は軍人ではないが、戦没者に準じて靖国神社に合祀されている。