基督教神学者・青山学院院長。福岡出身。父、高木源右衛門(長男)。14歳で掛川で岡田清直に蘭学を師事。明治28年(1895)カナダのビクトリア大学で神学を学ぶ。明治31年(1898)バチュラー・オブ・デヴィンナーの称号を得て帰国。東京英和学校教授となり、布教にも努める。麻布・本郷・駒込等の教会で牧師を務める。明治34年(1901)メソチスト3派の機関紙「護教」を主筆。明治37年(1904)青山学院神学部教授。明治39年(1906)ビクトリア大学よりドクトル・オブ・デヴィンナーの学位を受位。青山学院教授時代の明治44年(1911)に1550ページに及ぶ「基督教大辞典」を完成。大正2年(1913)青山学院院長。著書:「基督教安心論」、「ジョン・ウエスレイ伝」、「生活と宗教」、「基督教とな何ぞや」、「宗教小説」など。58歳。
高木一三(たかぎいちぞう) 明治21年〜昭和25年1月19日(1888-1950)
蚕糸学者・農学博士。父、高木壬太郎(長男)。静岡県出身。大正3年(1914)明治神宮造営局技師兼造神宮技師。大正11年(1922)東京高等蚕糸学校教授。昭和3年欧米遊学。昭和24年(1949)東京農工大学教授。昭和25年(1950)桑樹根系に関する研究で農学博士・蚕糸学賞受賞。桑栽培に科学的な系統づけを行い、養蚕の発展に貢献した。著書:「栽桑学」。従四位勲五等。61歳。