塚越藤三郎(つかごしとうざぶろう) 嘉永6年〜大正4年11月30日(1853-1915)
塚越商事社長。父、端文右衛門(四男)。塚越為右衛門の養子。群馬県新田郡(太田市)出身。養父の経営する織物商を手伝が、19歳で養父を失い、廃業して上京。商工業家相手の日掛金融業を創める。明治40年(1907)京橋に移転し発展させ、朝鮮・大阪に支店を設ける。62歳。「宝光院仙照藤翁居士」。
塚越正司(つかごししょうじ) 明治18年〜昭和39年1月1日(1885-1964)
谷中霊園に桜樹苗木400本を寄贈した人。父、半田多之助(二男)。明治27年(1894)塚越藤三郎の養子となる。陸軍中尉。塚越商事取締役。昭和37年(1962)谷中霊園に桜樹苗木400本を寄贈。従七位。80歳。「観岳院正覚理翁居士」。さくら通り入り口に碑が建つ。
※ キティ台風とかキャサリン台風とかで大正のころに植えた桜並木が寿命近くなっていたため壊滅的な状態となり、寄贈された桜の苗木を古い木の合間に植えた。このとき五重塔の焼け跡周辺にも植えた。
墓は、谷中霊園 甲4号1側。正面「塚越藤三郎之墓」。