鶴 正吾(つるしょうご)     大正4年2月6日〜平成10年7月22日(1914?-1998)

    日本自動車部品工業会会長・日本オイルシール工業株式会社(NOK株式会社)社長。北海道夕張市出身。昭和14年(1939)早稲田大学法学部卒業。三井鉱山に入社。昭和25年(1950)日本油止工業に移り常務。昭和26年(1951)日本オイルシール工業と改称。昭和27年(1952)副社長。昭和36年(1961)社長。昭和50年(1975)藍綬褒章。昭和52年(1977)会長・最高顧問を歴任。昭和55年(1980)日本自動車部品工業会会長。昭和60年(1985)6月相談役。同年、勲二等瑞宝章および西ドイツ功労賞大功労十字章。昭和30年代後半、これから自動車の時代がくると予測し、外資を導入し、藤沢・福島に工場を進出させ、世界有数の密封部品を中心とした部品メーカーに育て、日本の高度経済成長の一翼を担った。84歳。

※ オイルシール:機械類各部に注入された潤滑用の油を、その機械内に密封して外部に洩らさないための部品。特にベアリングを囲む部品に代表される。

墓は、寛永寺第二霊園。第二霊園入り口右の駐車場間を右に入り、1本左の通路に移り、左側7基目辺り。正面「南無阿弥陀仏」。台石「鶴家」。墓は、世田谷区浄真寺にもある。