渡部信(わたなべしん)     明治17年〜昭和48年12月12日(1884-1973)

    帝室博物館総長・日仏協会理事。父、野州壬生藩士渡部邁(二男)。明治41年(1908)東京帝国大学法科大学卒業、逓信省書記官となる。東京大学法科講師・宮内省式部官兼内務省参事官・宮内事務官・大臣官房文書課長・宮内省参事官・内大臣府御用掛・宗秩寮審議官・帝室会計審査局長・宮内省図書頭兼諸陵頭を歴任。昭和14年(1939)帝室博物館総長。正三位勲一等。旧蔵書和漢書3784冊を東京大学総合図書館に寄贈し「渡部文庫」と呼ばれている。

墓は、谷中霊園 甲9号6側。早稲田大学教授従六位渡部邁(?-1914.7.18)の墓に合祀。正面「渡部邁之墓/妻琴子」。