矢田部達郎(やたべたつろう/やたべたつお)     明治26年10月24日〜昭和33年3月24日(1893-1958)

    心理学者。東京出身。大正7年(1918)東京帝国大学文科大学卒業。大正9年(1920)フランス ソルボンヌ大学に留学。大正13年(1924)帰国して、静岡高等学校講師(のち教授)。昭和元年(1926)九州九州帝国大学法文学部助教授。昭和19年(1944)京都大学教授・早稲田大学教授を歴任。昭和31年(1956)京都大学を退任。ギルフォードの性格テストをもとに、日本版の「矢田部・ギルフォード人格目録」(Y-Gテスト)を開発。矢田部心理学の体系は、フランス系の思想と第二次世界大戦後のアメリカ心理学とを融合したもので、「心理学序説」に述べられている。昭和33年(1958)すい臓がんで没する。65歳。著書:「思考心理学3動物の思考」、「感情心理学史」、「心理学の課題」、「意志心理学史」、「思考心理学史」、「ウェルナァによる精神の発達」など。

矢田部順吉(やたべじゅんきち)     昭和16年12月12日〜平成7年3月25日(1941-1995)

     心理学者。大東文化大学教授。

墓は、谷中霊園 甲11号1側(飛び地)。正面「矢田部家之墓」。