足立太郎(あだちたろう)     嘉永4年〜大正元年9月14日(1851-1912)

    明治大正期の実業家。山口県萩出身。はじめ鉄道省に入り、累進して運輸課長になる。欧米鉄道を視察。のち工部権大技長で佐渡鉱山局長をやり、後に日本鉄道会社支配人、京仁鉄道会社を創設し総支配人、京釜鉄道理事、石狩石炭会社支配人、浦賀ドック社長、磐城炭鉱監査役などを歴任(順不同)。正五等勲三等。62歳。著書:「欧米鉄道視察」。

※ 明治25年(1892)日本鉄道会社社長の小野義真の要請でストライキの調停のために東北各地に赴くが、これが日本での鉄道ストの最初だと言われている。

墓は、谷中霊園 乙10号11側。正面「正五位勲三等足立太郎之墓/室清子」。