秋山光夫(あきやまてるお)    明治21年4月3日〜昭和52年1月16日(1888-1977)

    美術史学者・金沢美術工芸大学名誉教授。父、秋山光條(長男)。静岡県出身。京都帝国大学卒業。大正7年(1918)宮内省図書寮編輯官補。大正13年(1924)宮内省御物管理委員会係り。帝室博物館監査官。歴代天皇御画像調査を完成。昭和4年(1929-1931)欧州留学。昭和10年(1935)文部省重要美術品調査委員。昭和17年(1942)帝室博物館学芸課長。昭和20年(1945)退職。金沢美術工芸大学教授を経て、昭和40年(1965.4.1-1969.4.2)学長。昭和44年(1969)同大学名誉教授。ブリジストン美術館参与・石川県文化財専門委員など歴任。日本近世絵画史の研究に大きな成果を残した。著書:「桃山時代障屏画集」、「御物若冲動植綵絵精影」、「日本美術論攷」、「伊藤若冲画論」。88歳。

墓は、谷中霊園 乙7号4側。秋山和光墓、秋山光條墓と同墓域にある。生没年日が墓碑裏にあるが、垣根が邪魔で写真が撮れない。隣りの墓碑は、妻花江墓。