安藤仲太郎(あんどうちゅうたろう) 文久元年8月14日〜大正元年12月11日(1861-1912)
洋画家。高橋由一の甥。江戸八重洲河岸出身。「天絵舎」に入り高橋由一(1828-1894)に師事し、洋学を学び塾頭となる。明治22年(1889)パリ万国博覧会で佳作(マンションテーラーブル)賞を受賞。明治26年(1893)シカゴ・コロンブス記念世界博覧会のため渡米。明治28年(1895)黒田清輝らとともに内国勧業博覧会の審査員となる。明治29年(1896)白馬会創立時に黒田清輝・久米桂一郎らと参加し、明治42年(1909)の第12回展まで出品。伊藤博文・李王殿下の肖像など名士の肖像を描く。明治44年(1911)朝鮮旅行中に李王家に肖像画を依頼されるが、翌年制作中に没。同門には川端玉章・原田直次郎らがいる。門下に小林万吾がいる。
墓は、天王寺墓地。甲9号18側から入り、右側にある花山院墓の前の通路を左に入り突き当り。正面 「安藤仲太郎之墓」。「至誠院釈覚証居士」。・・・・・ 2009/4 撤去確認