青木龍峰(あおきりゅうほう)     天保元年〜明治42年9月13日(1830-1909)

    書家・福井藩士。名、脩。号、龍峰。父、福井藩砲術家青木吉蔵右衛門(長男)。福井県敦賀出身。藩儒高野真斎に経史を学び、のち書を正木龍aに学ぶ。下曽根金三郎に砲術を学ぶ。書は諸書体をこなし、とくに大篆を得意とする。松平春嶽に気に入られる。明治2年(1869)福井藩書師。のち東京に出て、文部省警保寮左院に出仕。明治7年(1722)青木孝亮・大熊貞章らと内務省12等出仕。以降、内務3等属に昇進。明治17年(1732)辞官。その後は、もっぱら書道を教授する。80歳。

※ 橋本安治の碑は、青木龍峰の書。

墓は、谷中霊園 甲7号15側。正面「龍峰青木脩之墓/妻千代子之墓」。「慈雲院釈龍峰居士」。