綾小路有良(あやのこうじありかず)    嘉永2年5月20日〜明治40年6月16日(1849-1907)

    綾小路家16代当主・子爵。父、15代当主綾小路俊賢(長男)。祖父、綾小路有長。京都出身。代々郢曲(神楽歌・朗詠・催馬楽披講)の師範となる。文久2年(1862)孔明天皇の侍従。明治3年(1870)雅楽之助。明治6年(1873)祖父有長の後を承けて家を継ぐ。明治7年(1874)雅楽課大怜人。明治17年(1884)子爵。明治19年(1886)御歌所参候、雅楽部長、式部職勤務などを歴任。皇居の歌会始めで披講の講頌の役を務める。明治36年(1903)雅楽部長。明治40年(1907)式部職主事。従二等勲四等。59歳。

墓は、谷中霊園 乙6号5側。正面「侍従従二位勲四等子爵綾小路有良之墓」。