福富孝季(ふくとみたかすえ)     安政4年〜明治24年4月9日(1857-1891)

    文学士・東京高等師範学校教授。通称、助五郎。号、臨淵。高知県出身。高知藩「致道館」で経史を学ぶ。「吸江洋学所」で英語を修める。明治6年(1873)東京外語学校に入る。東京開成学校に移り、明治10年(1877)東京大学に入り明治13年(1880)文学士として卒業。翌年東京師範学校教員。明治19年(1886)イギリスに留学。心理学・教育学を修める。帰国して高等師範学校教授となる。正七位を授叙。臨淵の号で劇評家として知られる。著書:「私撰浄瑠璃年代記」など。35歳。

墓は、谷中霊園 甲4号2側。「文学士福富孝季/妻 佐多馬 墓」(杉浦重剛誌・小野鵞堂書)。