春木一郎(はるきいちろう) 明治3年1月〜昭和19年3月6日(1870-1944)
ローマ法研究者。京都出身。養父、春木義彰。明治27年(1894)京都帝国大学法律学科卒業、大学院入学。明治30年〜明治34年(1897-1901)ドイツ留学。明治34年(1901)京都帝国大学法科大学教授。法学博士。明治45年(1913)東京帝国大学法科大学教授。帝国学士院会員。昭和9年(1934)退官。英国法律の権威で、生涯を「ユースティーニアーヌス法典」の研究に捧げる。英仏独伊語のみならずラテン文も達者で語学の天才と称される。正三位勲二等。訳書、「儒帝法学撮要重要語纂訳」、「ユースティーニアーヌス帝学説彙纂ΠΡΩΤΑ(プロータ)」。その他論文多数。73歳。
墓は、乙5号1側。春木義彰と同一場所。ブロック中程。正面「春木家之墓」。「桂林院寒山一乗居士」。