谷中・桜木・上野公園裏路地ツアー　細川利文・細川利寿

細川利文(ほこかわとしふみ／としあや)　　　　慶応元年～昭和19年3月10日(1865-1944)

　　　　御歌所参候･子爵。父、肥後高瀬藩主家伯爵園基祥(そのもとさち)(次男)。義父、肥後熊本新田藩10代藩主細川利永(としなが)。京都出身。明治17年(1884)子爵。明治34年(1901)細川利永の養子(細川利永の長女同子(ともこ)と結婚)となり襲封。学習院に入学するが病気のため退学し、のち東京専門学校に入る。宮中に仕え、常宮・周宮御用掛。従二位。79歳。長男に細川利寿。

細川利寿(ほこかわとしほぎ)　　　　明治23年～昭和21年6月18日(1890-1946)

　　　　農林省蚕糸局長･陸軍主計少将･子爵。父、細川利文(長男)。京都出身。大正7年(1918)農務省出仕。特許局事務官･農商務事務官･農林書記官兼農林大臣秘書官･農務局経理課長･山林局管理課長･農務局経理課長･大臣官房文書課長兼外務書記官を歴任。昭和11年(1936)農林省畜産局長･同蚕糸局長･資源局事務官･陸軍主計少将。昭和13年(1938)退官。のち、国策パルプ工業専務など。没後襲爵せず子爵は返上した。正三位。56歳。夫人は、毛利元功の四女艶子(?-1930)。子に細川利康(?-1989.8.23 69歳)。

墓は、寛永寺谷中墓地。伊達宗城墓の裏側周辺。広い通路に面する。細川利康墓(細川家之墓に合祀)も同墓域にある。正面｢従二位子爵細川利文之墓｣。正面｢正三位子爵細川利寿之墓｣、室艶子墓も隣接。