井上蘭台(いのうえらんだい)    宝永2年〜宝暦11年11月27日(1705-1761)

    江戸中期の儒学者。名、通煕。字、子叔。通称、嘉膳。号、蘭台・図南。父、徳川家宣に仕えた奥医師井上通翁。井上四明(仲龍)の師・養父。江戸材木町出身。昌平校で天野景胤・林鳳岡に師事。室鳩巣の朱子学説の固執するのを嫌う。岡山藩に籍を置き教授の職を務めたが、生涯女性を近づけず、読書一徹で通す。57歳。門人に井上金峨がいる。著書:「左伝異名考」、「図南誌文集」、「七才子詩集解」など。

墓は、谷中霊園甲10号2側。五重塔跡より1本東よりの南北の通路から2基目。正面「蘭台井先生之墓」とある("上"の字がない)。隣に井上四明墓もある。