桂三木助(かつらみきすけ)・3代    明治35年〜昭和36年1月16日(1902-1961)

    落語家。本名、小林七郎。東京湯島天神下の床屋「姿見楼」の長男として生まれた。8代目桂文楽の弟子。4代目三木助の実父。大正15年(1926)5代目三遊亭圓生の推薦で大阪の2代目桂三木助の元で1年ほど修業。昭和2年(1927)10月に柳昇の名で真打。昭和25年(1950)4月3代目桂三木助を襲名。昭和29年(1954)「芝浜」で芸術祭奨励賞を受賞。「三井の大黒」の高座が最後。59歳。「桂樹院義演浄三居士」。

桂三木助(かつらみきすけ)・4代    昭和33年?〜平成13年1月3日(1958?-2001)

    落語家。本名、小林盛夫。父、3代目桂三木助(長男)。立教大学在学中の昭和52年(1977)4月5代目柳家小さんに入門。初名、小太郎。昭和56年(1981)5月小きんの名で二つ目。昭和60年(1985)9月4代目桂三木助を襲名して真打に昇進。平成9年(1997)の芸術祭演芸部門で優秀賞を受賞した。平成13年(2001)自らの命を絶った。わずか43歳の若さであった。「桂山泰盛居士」。
※ 4代目故人歴情報の提供は、森光俊様。

墓は、観音寺墓地(谷中5-8-28) 。墓地のほぼ中央。墓地にはシュロの木が多いが、中央に別の種類の木が一本あるが、ほぼその辺り。写真参照。桂文楽・4代墓前。正面「先祖代々之墓」。台石「小林」。水鉢「姿見楼」。