巻菱潭(まきりょうたん)     弘化3年-明治19年2月28日(1846-1886)

     書家。本姓、深沢。巻菱湖の息子の巻鴎州の門に学び、師が没すると跡を継ぎ巻氏を名乗る。書風は巻菱湖に似る。巻菱湖風書道最後の全盛期を飾った。習字の教科書を著わし広く採用された。41歳。

墓は、天王寺墓地。さくら通りから標識のある通路を西へ入り、突き当たりを左に(芳野金陵墓の前を通って)30mほど。正面「菱潭巻先生之墓」。