松平康民(まつだいらやすたみ)    文久元年8月26日〜大正10年3月3日(1861-1921)

    子爵。父、津山藩主松平斎民(4男)。江戸出身。幼名、明丸のち康民。字、子恵。号、蘭渓。明治11年(1878)兄康倫の家督を相続。明治17年(1884)子爵。明治33年(1900)貴族院議員。勲3等瑞宝章。旭日中綬章。のち、日清・日露事件の功績により正3位勲3等・従2位となる。長男康良が亡くなったため、二男康春が継ぐ。夫人八百子は、子爵松平直亮の妹(旧松江藩主松平定安の4女:元治元年4月1日〜大正13年8月18日歿)。継夫人澤子は、森川文平の娘(明治2年8月17日〜昭和12年11月13日)。

墓は、寛永寺谷中墓地。松平斉民墓域内。正面「文郁院殿恵誉秀徳蘭渓大居士」。写真中は、松平八百子墓、正面「誠光院殿明誉随照雙葉大姉」。右は、松平澤子墓、正面「月窓院殿慈雲智照大姉」。