峰岸北林(みねぎしほくりん)     寛政元年?〜天保15年7月24日(1789?-1844)

    書家。名、灑。字、麗水。通称、嘉蔵。号、北林。武州児玉郡吉田林(埼玉)出身。書を山城鳬山に師事。詩文も得意とする。55歳。

墓は、谷中霊園 甲1号2側。さくら通りに面する。正面「北林先生之墓」。明治12年12月14日改葬。昌平学教官安積信(艮斎)撰文の略歴があるが、難文で難解。安積艮斎は、名を信・重信、字を思順、号を艮斎・見山楼などと称し、幼くして二本松藩の藩儒今泉徳輔に学び、江戸に出て佐藤一斎・林述斎らに師事、昌平校の教授となった儒者。