三浦琴童(みうらこどう)/三浦純一(みうらじゅんいち)     明治8年12月18日〜昭和15年3月11日(1875-1940)

    尺八古琴流演奏家。本名、三浦純一。号、琴童。東京出身。三浦守治の弟。海城中学校卒業。帝国大学予備門を目指したが、病気のため断念し、東海銀行に入社。傍ら明治30年(1897)初代(2代とも)荒木古童(竹翁:1823-1906)に尺八を師事。「琴童」名を給う。おなじ荒木古童の弟子の上原六四郎に点符式尺八楽譜を習得、伝承の曲の作譜に努める。明治35年(1902)「レツロ会」を創設。大正元年(1912)「琴古会」を主宰し、水野呂童らの門弟を排出した。大正2年(1913)東海銀行を退社し、尺八古琴流演奏家として一家をなす。著書:「拍子記号附琴古流尺八本曲楽譜」。65歳。

墓は、谷中霊園 甲2号3側。三浦守治墓と同域。正面「琴童 三浦純一墓」。