内藤匡(ないとうただし)     明治22年6月18日〜昭和41年11月15日(1889-1966)

    鉱山鑑定家の第一人者。祖父は、内藤耻叟。東京帝国大学冶金科卒業。日本鉱業に技師として入社。戦争末期に名著「陶磁器の科学」を発行。戦後は、駐留軍の鉱山鑑定部顧問。日本陶磁協会理事。昭和37年ころから病気で入退院を繰り返す。日本陶磁協会顧問。俗世間の形式を嫌い、年賀状も出さず、国旗も立てなかったという。また、自分の葬儀には、坊さんも呼ばないように言い残し、夫人は、それにしたがった。著書:「陶磁器の科学」、「古陶磁の科学」。

墓は、谷中霊園 乙13号右6側。正面「内藤匡」。