錦島三太夫(にしきじまさんだゆう)/大蛇山酉之助(おろちやまとりのすけ)    明治30年〜昭和31年5月24日(1897-1956)

    関取・9代目錦島。本名、茂木酉之助。父、茂木岩蔵(二男)。秋田県出身。大正5年(1916)先代錦島部屋に入門し、1月初土俵、大蛇山を名乗る。大正12年(1923)5月入幕。大正15年(1926)5月前頭八枚目で常陸岩、玉錦を破り、10勝1敗で平幕優勝に輝いた。昭和8年(1933)10月引退し、立田山となる。昭和9年(1934)10月錦島を襲名。大日本相撲協会理事。最高位、前頭筆頭。得意は右四つ寄り切り柔軟性のある体格で将来を期待された。立会いから頭を相手の胸に着ける相撲で、叩かれても前に落ちず、投げや足癖もあった。錦島(にしきじま)とは、日本相撲協会の年寄名跡のひとつ。59歳
※ 故人歴情報は、森光俊様のご提供を加工したもの。

墓は、谷中霊園 乙1号4側。山極勝三郎墓の2基手前。正面「茂木家之墓」。「錦照院酉岳栄順居士」。