斉藤正言(さいとうしょうげん/まさこと)    天保6年〜大正2年9月23日(1835-1913)

    兵隊に麦飯給食を始めた陸軍大佐。兵隊に麦飯給食を始めた陸軍大佐。父、斉藤民右衛門(長男)。東京出身。兵隊に脚気が多いので麦飯を用いる。これが兵営における麦飯給与のはじまり。「麦少佐」と呼ばれた。明治16年(1883)退役。心理学に興味を持ち、幽霊を研究し話題となった。愛刀家でもある。フランス兵学校を開設し、島田一郎らが学んだ。正五位勲二等。79歳。

墓は、谷中霊園 乙8号4側。正面「故陸軍歩兵大佐 正五位勲三等斉藤正言之墓」。島田一郎の墓は、道を挟んで反対側にある。