塩谷 温(しおのやおん)/塩谷節山 明治11年7月6日〜昭和37年6月3日(1878-1962)
中国文学者。文学博士。父、明治の漢学者塩谷青山(しおのやせいざん:1855-1925:塩谷宕陰の弟)(長男)。号、節山。東京出身。明治35年(1902)東京帝国大学漢学科卒。明治39年(1906)東京帝国大学助教授。ドイツ、清国にて研究。大正元年(1912)帰国。大正9年(1920)文学博士。昭和14年(1939)東大名誉教授。元の「全相平話」や明の「三言二拍」を再発見、中国近世の小説や戯曲の研究・紹介に尽力。84才。著書:「支那文学概論講話」、「国訳元曲選」、「作詩便覧」、「新字鑑」、「唐詩三百首新釈」、「漢文講座」、「朗吟詩選」、「詩経講話」、「興国詩選」、「王道は東より」など。
墓は、天王寺墓地。塩谷宕陰墓隣り。 「塩谷氏世壙」に合祀。